どうあがいても煮物は崩れる

基本的に分量は無視するスタイル。淡々と吐き出して整頓。

息子が散歩をしたい理由

最近は息子と一緒に夕方の散歩をしています。

 

正直、3時に退勤して4時前に迎えに行き、そこから散歩となるとちょっと辛い。

帰ったらお弁当洗って、お便り読んだり明日の持ち物の確認もしなきゃいけないし、夕飯も作らなきゃいけない。洗濯物もたたまなきゃいけないし、やるべき家事は山積しているわけで。

 

私としては、さっさと家に帰って、夕飯の支度をして、お弁当のおかずも詰めて、お風呂に入って夜はゆっくりしたいのが本音。 しかもワンオペなので自分がやらなきゃどんどん溜まる。

 

なので最初は乗り気じゃありませんでした。

散歩に付き合ったとしても、近所のお店まで、とか50メートル先のお地蔵さんまでとかほんのわずかの距離。

 

ですが、先日夕ご飯を作らなくてもいい日があり、その日は息子に誘われるがまま長時間(といっても1時間弱)の散歩に付き合ったんです。

そしたらまあなんと嬉しそうな顔で喋る喋る。

 

道端の用水路をのぞき込んでは「ねえねえ、お魚いるのかな?」

空を横切る飛行機を見つけては「あの飛行機はどこに行くの?アメリカ?」

空に浮かぶ白くぼんやりとした月を見つけては「なんでお月様は丸かったり食べられちゃったみたいになるんだろう?」

工場から昇る煙を見て「あれも空にいったら雲になる?」

道端の畑に植わっている大根を見て「寒くないのかな~」

 

とにかく質問疑問が溢れてくる。

答えるのに困る質問もあるけれど、そんなやり取りがとても楽しいことに気づきまして。

 

何でそんなに散歩に行きたかったの?と聞いてみたら、

 

「おかあさんと色んなものが見たかったんだ」

「お母さんいつもお家帰ると忙しいとか疲れたっていうから、僕とお散歩したらお家帰らなくていいし、楽しいと思った」

 

って返ってくるじゃないですか。

もうね、胸が詰まるってこの事ですよ。

私どんだけ家帰ってからぼやきまくってたんだろうなー。

そしてその言葉は、息子に要らぬ心配をかけていたのだろうな、と。

 

息子にとって、外の世界は常に刺激と未知の事象であふれている。

知りたい事が沢山あって、それを親と共有したい。

息子にとっては、それが「親を喜ばせる手段の一つ」だったわけで。

 

そんな当たり前の事を、帰宅後の家事が忙しい、夜ゆっくり過ごしたいという自分の都合の為だけに「ダメダメ、そんな暇ない」そっぽ向いてあしらってたわけです。

ものすごく反省。

5歳児がこんな事を考えて、言うだなんて思いもしなかった。

 

 

よくよく考えれば、息子と手をつないで散歩をするなんて、多分小学生になったらそんな機会はほぼゼロになる。

長い人生の間で、手をつないで歩けるようになる1歳過ぎ~6歳ぐらいまでのほんの数年しかないわけだ。

ああ、私はこの2年弱、息子との貴重な時間を少し損してしまったんだなあ、という気持ちになりまして。

 

 

 

とはいえ家に帰ったら容赦なく家事は待っている。

なので最近は、パート出勤前でもできそうな家事は先に済ませています。

(風呂掃除と床掃除、おかずを1品作っておくとかそれぐらい)

そして、一応夫にも事情を話し、夕飯のおかずは時たまざっくり1品になったりレトルトになったりなんちゃら丼になるのでよろしく、と了解を得て、夕方は心おきなく息子との散歩に出かけています。

 

散歩のついでに私はエージェント活動(INGRESSのポータルハック)をしたりね。

さすがに毎日はそうもやってられないので、2日に1度ぐらいのペースで。

家にまっすぐ帰った日も、30分ぐらい遊びに付き合ってから夕飯を作るようにしてます。

(内心では帰ってすぐに夕飯作ってさっさと食べて魔の天才てれびくんタイムをやり過ごしたい……)

 

この夕方散歩のおかげなのか何なのか、最近息子にドカーンと怒らなくなっています。

はてさて、この夕方散歩はいつまで続くやら。

猛暑の時期になるまでは続けてみようと思います。

 

今日の夕飯も大正義レトルトカレーとハヤシライスだ!お湯いらず、レンチンはありがてえ。

キャベツ刻んで適当サラダと一緒に食べます。 

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