搾取マンから距離を取れ
あっ前回の更新から随分日が空いてしまっている!
特にこの期間、書きたいものも無かったのでまあいいや。
コロナ禍だし。どこも行けないし。
猫を飼ったぐらいしかこれといって特筆すべき事はありません。
猫ネタはまたいつか別に書こうと思います。
さて最近、twitterの方でもちょっとぼやいていたのですが、
一昨年から少し関わっていたとあるプロジェクトに関して、
そろそろ看過しがたいな、という事が起きてまして。
簡潔に言えば、
「私の出したアイデアを、上の方のおじさん達が自分のものとしてドヤ顔で提示している」
という状況になっています。
データを見せていただきましたが、そのおじさんが出しているアイデアの8割近くが私がこの2年間で出してきたアイデアでした。どこにも私の名前は出ていません。
見たとき、スッと熱が冷めるように、乾いた笑いしか出ないとはこのことか、と思いました。
私はもうそこの住民でもなんでもないので、市民参加OKな話し合いの場にもいられません。おじさん達によかれと思って出していたアイデアや今までの経験などは、プロジェクトに協力する前に「私の立案やレポートである事」を条件に協力・お渡ししていたのですが、どうも反故にされていたようです。
プロジェクトに関わった頃はまだ市民だったので、署名を集めたり意見書・陳情書をまとめて提出したりなどしていたのですが、上のおじさん達はそれを「子育て世代の代表の声」としてうまい事使いたかったのでしょう。
しかもおじさん達が考えた、「ぼくらの考えた最強のすごい施設」にとって必要な情報や経験が、たまたま私にあったというのも手を組むきっかけでした。
余所者でしかない私にとっても、市とパイプがあり発言力があるおじさん達に協力するのはメリットが大きかったのです、当時は。当時は。
私が関東に引っ越してからはもう直接関わる事もないし、と思ってました。
ですがおじさん達は、関東近郊の子供向け施設(+子供向けイベント諸々)のレポートを写真付きで寄越せ、情報を共有しろと言ってくる。
最初のうちはお役に立てるなら、と思いデータを作って印刷して郵送していたのですが、ふと思ったのです。
「印刷も郵送もやってるけど、これいつまでやればいいの?」
「この費用もチリと積もればなんとやら、リターンはあるのか?」
「おじさん達が直接問い合わせたり、視察に来ればいいだけの話では」
挙げ句の果てにFacebookでも私が息子と参加したイベントの投稿をシェアしたいから全体公開にしろとか、写真を保存させてくれ、使わせてくれという依頼が頻繁にあり、ちょっともう付き合いきれない、という状況でした。
何より、この2年間裏で沢山情報やアイデアを出してきたのに、このままでは一切私の名前は残りません。まあ向こうの地域の方々の施設なので、余所から来てまた余所へと出て行った元市民の名前が残ってもなんも意味は無いのですがね。
ただ私が練りに練ったアイデアを、「自分が考えました!ドヤ!」って披露しまくるのはいかがなものか。中には命名まで私の考案そのまんま使われてましたよ。
おじさん達は現地に住んでいる子育て世代へのアプローチを怠りまくり、私がちょいちょいとそこに言及すると二言目には「広告載せるのも費用がかかる」「こっちの市民は意識が低い」「頼りにしているのは君だけ、このまま最後まで付き合ってくれ」ではぐらかされ。
そんなん、3つも4つもある子育て情報誌のどれかに「協力者求む」って載せりゃいいでしょうに。何万人住んでる地域ですから、そのうち誰か引っかかるでしょうよ。かつての私のように。
せめてリポート、報告書などについては無償ではなく年間で数千円とか謝礼などは無理なのでしょうか、と差し出がましくも言ってみたのですが、YesもNoもなく完全スルー。しかも●●県にこういう施設があるようです、行く予定はありますか?レポートを下さい、と何度も催促されました。
どこに行くかどうかは我が家の勝手だ。
こちらがもう今後の活動や協力は辞退したいと伝えれば、柔らかめの文章で長々と恫喝です。スクショ載せてやりたいけどそれはやりません。
アイデア盗用についても一つ一つ言及しましたが、「盗用ではなく着想を得た」「ヒントとして使わせて貰った」という説明でした。
「情報とアイデアは欲しい、金は払いたくない、新たに協力者募るのも面倒くさい、WebやSNSでの発信も任せたい、途中で抜けるなんて無責任って言われるぞ」とネチネチと書かれてまでもう協力する事はないなあ、と思った次第。
市民有志の団体でしかないものの為に、そこまで出来るか。
いやもう完全に善意の搾取だったなと。web管理なんてどうみたってやりたい本人達が自ら管理するか、誰かにお金払ってやってもらうレベルですよ。
思えば搾取されまくりの人生でしたけど、多分それは私が「これぐらいならOKだろう」と厚意でやった事が、相手にとっては甘く甘く手放しがたいおやつだったのでしょう。
で、今回も見事にそれだったと。
ましてや相手の沽券の維持のために私の労力が土台になっているのは馬鹿らしい。
これでさよならです。お疲れ様でした。
時間や労力を搾取することに罪悪感をおぼえない人って一定数います。
ちょっとこの関係はアンバランスだな?と思ったら距離を置くのが一番ですね。
私は自身と、家族と、今住んでいる場所のためにこつこつ時間を使うとします。
それにしても五輪開会式のアイデアを盗まれた素晴らしいクリエイターの女性陣達もこんな気持ちだったんでしょうかね。
今ならそれが分かる気がします。