どうあがいても煮物は崩れる

基本的に分量は無視するスタイル。淡々と吐き出して整頓。

ハンドメイド活動をしていたら起業セミナーの闇に気づいてしまった時の話

やあやあこんばんは。煮くずれです。


twitterでもアップしていますが、ひっそりモタモタしたペースながらもハンドメイド品を作っては販売する活動をしています。
ちょうど今の土地に越してきた時にミシンを買ったので、そろそろ3年経つのかな。
編み物は小学生からやってますが、今は販売品は作ってないのでここでは触れません。


この3年間、ハンドメイド絡みでも色んな事がありました。
素敵な方々との出会いが大半ですが、もう関わっちゃだめだ、というご縁もあり。



というわけで、今回は昨年結構twitterでもぼやいていた「ハンクラマダム」との話です。

1:マダム達との出会い

マダムの皆様(主に中心人物3名)とは市内のフリマイベントがきっかけで知り合いました。


最初に知り合ったのはAさん。
とても柔らかで話しやすい雰囲気のママさんという感じで、購入するだけのつもりがつい雑談に花が咲く。

「よかったらFacebookとブログをやっているので、お友達になりませんか?」
と名刺を渡されました。
その物腰の柔らかさに、当時引っ越してきて知り合いもいなかった自分、ホイホイとFBに友達申請……



そこから、Aさんからお話聞きました!私ともお友達になりましょう、とBさん、Cさんから申請が来ました。
A~Cさん、3人は結構仲が良かったようです。
Bさんは手作りアクセサリー、Cさんはハンドメイドを趣味とされていました。



その後半年にわたって、その3名と、FBをメインとした交流がありました。
Aさんとは住まいが近かった事もあり、子供と共に何度か家に招かれました。
その3人とはミシンのコツや手芸店のセール情報など、当時は色々とお世話になりました。


2:あれ?何か変なにおいがするぞ?

最初に彼女らに違和感をおぼえたのは、付き合い始めてから3か月ほど経った頃、
やたら

「ママのためのなんたらセラピー講座」

「占いやカラー診断マルシェ」

「オーラ相談、マインドブロックセッション」

というイベントをシェア・招待してくるようになってからでした。
もちろんその招待は全てスルー(興味ないボタンを押してた記憶があります)
だってなんか胡散臭いよくわからないじゃん……



そのうちAさんとBさんから直接メールが来ます。

「外で働けないママのためのお茶会と勉強会があるんだけど、良かったら来ない?」という誘いでした。

当時、市内の保育所に入れる見込みもなく、一時預かりを月に数日利用するのがやっとだった自分。
働きたいけど働けない、まさにそんな状況だったので、「それなら行きます」と参加。


これこそが、キラキラ主婦起業セミナーの一端でした……


3:誰かつっこめよ!な勉強会

お茶会参加者は15名弱。皆何かしら理由があって外に働きに出られなかったり、
組織で働くより家で趣味を活かして起業したい、という何かしらの「目的」がある人ばかり。


自分は新参者ということもあり、「転勤族でこの土地の事も知らず、保育園にも入れなくて、
家でちまちまハンドメイドやってます」
という自己紹介をバカ正直にしました。

そこでお茶会主催者の方が「今日は自宅起業でも簡単に出来る集客のコツについてお話しますね」と説明しだす。


1:Facebookで友達増やせ

2:友達になった人のサービスを購入しろ

3:アメブロでいいね押しまくって読者を増やせ

4:ブログのタイトルや出だしに自分の活動内容を載せること。もちろん本名と顔写真も。

5:お客さんは人柄でお金を出すか決める。人柄に惚れてもらうこと。



は?これが集客方法なの??と思わず唖然としたことを覚えています。


ちょうどこのお茶会の1週間前に、自治体の創業塾に参加しておりまして、
その際もマーケティングについてはSNSなどの活用に触れられていたものの、

「ブログやサイトはSEO対策をしっかりと、SNSは主力宣伝ツールと考えない」

「情報誌やポータルサイトなどへの掲載が効果的、必要な広告費には予算を割く」

など、結構現実的でした。(実際はもっと具体例が話されていました)



それが、主婦向けの起業勉強会となると「FBやアメブロで友達増やしていいね押しましょう~」で済まされるのか。ふわふわか!


しかもこのご時世に、ネットに活動エリアと本名と顔写真を出せと。
主婦、つまり女性がそれをやるリスクって結構大きいんじゃないの……?



そんでもって、「自宅起業を目指す」と謳いながら、開業届や確定申告などの具体例の話はゼロ。
「同じ主婦をターゲットにしてサービスを提供すれば月10万の稼ぎも夢じゃないんですよ~」と、ふわっふわ。
月10万以上稼ぐなら、雑所得でも規定額超えるし確定申告が必要になるわけでー
それ、誰も気にしないのか?


これって、勉強会どころか、主婦の夢物語をお話するだけの会じゃん……
具体的にどう行動していくかなんて誰も話してないよ……誰かつっこもうよ……


突っ込みたくても、他の参加者が夢を語り合うだけでもう盛り上がってしまって、私は既に地蔵。
終始隅っこでサラダバーばっか食べてました。胡麻ドレッシングで。
デザートのチーズケーキは美味しかった。



4:溝が生まれ切り離される


それからと言うもの、毎週のように「勉強会」と称したランチ会の誘いが来るように。
でも先のお茶会で幻滅した自分はそれをひたすら断るばかり。


ちょうどこの時期、息子が預かり保育のある幼稚園への入園も決まり、
本腰を入れてパート先を探し始めるべく動いておりました。


ある日、Aさんから「うちの子の服貰って~ついでにお茶でも飲んでって」と連絡が。
Aさんはマダム達の中でも一番話しやすくて好きな方だったので、ホイホイと自宅へ。
その際にこんな事を言われました。


Aさん「ハンドメイドでちゃんと活動したいと思ってるなら、今のままでいいの?
ちゃんと勉強して活動しないと。今度の勉強会もおいでよ」


「ありがとうございます。でも実はパートで働こうと思って探してて」


Aさん
「じゃあハンドメイドはどうするの?両立なんて無理だと思うよ。
中途半端だよ、他の作家さんに失礼じゃない?
皆お家で毎日製作して頑張ってるよ。私もハンドメイドでお金貰えてるもの。
せっかく始めたんだからハンドメイドに集中してもいいんじゃないかな?」



「ハンドメイドは週末や空いた時間で少しずつやろうとも思います」

Aさん「ふーん……そうなんだ。頑張ってね!」


その日を境に、Aさんから毎回ついていた私のFB投稿にいいね!がつかなくなりました。
そしてBさんもCさんからも。
自分が過去にコメントした投稿もいつの間にか消されていたり。


そこから数日後のイベント出店時も、A~Cさんから思い切り無視や
露骨な嫌がらせに近い態度を取られました。
30.40過ぎた大人のやる言動じゃないです。中学生、いや小学生以下。

当時はうわー露骨だなー、とすごく嫌な気分でした。
正直、泣きたくなる気持ちもありましたが、イベント中に泣くわけにも行かないので我慢。


帰宅後、夫に気持ちを話し、すっきりしたところで彼女らのFBを見たところ、
イベントお疲れ様でした!投稿の参加者タグから自分の名前「だけ」が外されている事に気づきました。
更にはコメント欄に、明らかに私の事を揶揄する内容が書いてありました。
(それを誰も咎めなかったあたり、同類しか集まってなかったんだろうな)


そこから一か月経たないうちに、彼女達から友人登録を消されていました。
ああ、自分は用済み扱いなんだな、と思って私からもアメブロの読者登録を消しました。


元々そんなにブログちゃんと読んで無かったし。
プライベートダダ漏れだし。
ハンドメイド活動の事よりもどこでランチしたとかそんな記事ばっかりだったし。
ドヤ顔で自撮り決めたおばちゃん達の食べ歩き記事に需要があるんだろうか。あ、熟女マニア向けか

そもそも、過日の勉強会の「人柄に惚れて貰う事」を実践してる割には
露骨に子供っぽい事なさるんだなー
いやー勉強会ってなんなんでしょうね!



5:起業セミナーの闇、そして今

そんな風に思って、自分でもこの得体のしれない「起業セミナー」について調べ始めました。
そしたらまあ出てくる出てくる。


情報商材をネタに、主婦をターゲットに自宅起業をそそのかして高額をぶんどるセミナーの存在。


効力があるのかどうかすら怪しいスピリチュアル系の講座。


そしてその講座に高額を払い、教えを忠実に守る、可哀相な主婦ブロガー達。


その活動の土台となる資金は本当にあなた方の稼いだお金ですか?貯金取り崩しですか?
旦那さんの稼ぎがあってこそのなんちゃって起業だよね?
それなのに「自宅起業してます!」ってドヤ顔でブログでアピールかー、そうか。


もうね、突っ込みどころ満★載!
(そういえば潜入レポした時も同じ感想を持ったね)



この辺はまた別の機会に書くとして、今でもこのハンクラマダム達からの嫌がらせは
ピーク時に比べればだいぶ減りましたが、チクチクと継続中です。
そして、やらずにいられない何かが彼女たちの中にあるんでしょう。


現時点で自分が立てている推測は、

・自分達が良かれと思って勧めたセミナーを無下に断られた事への怒り


・「パートの片手間にハンドメイド活動」発言が気に入らなかった

これが複合したことだと思っています。


その裏にあるのは嫉妬なのか、意地なのか。
いずれにせよ可哀相な人達だな、と思います。
私はハンドメイドを愛し、精力を注いでいる彼女らを尊敬していたんですが。
勉強会やセミナー抜きで、イベントで顔を合わせれば楽しく雑談出来れば良かったんですけれどもね。


自分の作ったもの、活動にプライドがあるなら、人様の足を引っ張る事をせずに我が道を突き進めばよいだけ。
マダム達のおかげで、私は使う生地にも文句を言われる事もなく自由に製作が出来るようになりました。
昨年度の売り上げでいうなら目標金額に到達だよ。切り捨ててくれてありがとうマダム達。


でも内心、起業セミナーとかそんな存在がなければ、こんな風にこじれなかったのかな、と寂しく思う気持ちもあります。
仲良くしている頃は、とても優しかったんです。それだけにそこが残念。


今思えば、それすら「新たなカモ、みーつけた★」の伏線だったかもしれませんけどね。
1人参加者を増やせばマージンが貰えるとか、優しくしておいて自分の客になってもらおうとか。



うん、離れて良かった。
そして自分の人付き合いの下手くそっぷりが滲み出てるな。
良い子は優しくされたからといってホイホイ人について言っちゃだめだよ!